No.13 ページ13
デク君が個性を貰うために鍛えている今日この頃。毎朝のジョギングて公園を見れば綺麗になっているのが目に見えて分かる。
入試まで1月を切った。百々ちゃんとのお茶会は最近互いに忙しく出来ていない。試験範囲はマスターしているが心配なものは心配だ。今出来ることは体力作りくらいしかないしそれを目一杯頑張るだけで一日が終わる。
君はヒーローになれるに関しては最高だった。録画も複製して置いている。バレたらオールマイトに迷惑かけることになるのでAFOにもバレない自身のある場所に隠して保存となっている。
そんな1ヶ月は以外と直ぐに経って入試当日。校門前で転びそうなとこらろをお茶子ちゃんに助けて貰う様子が見れてほっこりしました。
まず筆記をこなす。大学までの範囲をしていたおかげで応用も楽にできた。全て埋めれたし掴みは良い。
そしてメインの実技試験。試験会場には見慣れた顔がちらほらいる。百々ちゃんは推薦なのでいませんでした。プレゼントマイクが壇上に上がり説明をする。内容は1〜3Pの仮想敵と0Pの仮想敵についてなど基本的な情報だった。
そしてもうデク君はオールマイト髪の毛を食べているはずなので個性は発現済み。といっても入試終了まではデク君とオールマイト以外は知らないはずだし爆豪をなだめる事に徹した。
今回の試験会場はG。誰がいるのかは不明。ぞろぞろと試験者がバスに乗り込み数分。試験会場につきバスは運転を停止する。そしていつでも走れるように武器を手に取れるように意識を集中させ構える。
「はいスタート」
周りは動かず固まっているそんな中Aだけは足を踏み出し先へ進んでいた。
「実践にはカウントダウンはない。賽はもう投げられてるぞ」
どこか気だるげな男性の声。その声の主はイレイザーヘッド。その声を聞き慌てて後ろの試験者が走り出す。
辺りにはインクが塗りたくられておりAの姿は見られない。周りが走り出したその時にはAは仮想敵を撃破していた。その時手にしていたブキはジムワイパー。刀身とインクの残撃で仮想敵を一刀両断したのだ。
今はA一人しか音を出していない。そうなれば仮想敵はAの元へ集まり、集まった仮想敵の音で更に仮想敵が集まってくる。
5体、6体と増え続ける仮想敵を合格できるラインまでポイントを集めここからは周りのサポートに徹する動きにシフトチェンジした。
瓦礫を見つければ端へ運びレスキューポイントも稼ぐ。怪我をした学生を運んでいたそのとき試験会場全体が揺れる。そう0Pの仮想敵。お邪魔ギミックが動き出したのだ。
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作者名：細波 | 作成日時：2024年3月28日 22時
