ただの要らないおもちゃに過ぎなかった。【鬼滅の刃】

拾玖 ページ24

『.....................』








美波ちゃんにいきなり連れて来られ、困惑がとけなかった。









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美｢.........あのね、Aちゃんに...話したい事があるの｣


『？』




すると、美波ちゃんは口を開いて





美｢...わ、私ね...き、聞いちゃったの......Aちゃんの過去の話...｣


『...か、過去......！？』






美｢ごめん......ごめんね...なのに私、自分の過去を元にみんなの注目を高めて...いい気になってた...｣


『ど...どうして......』



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美｢......私、善逸の事、好きなんだ｣



美｢それで、善逸が自分の事を沢山気にかけてくれて...嬉しかった｣



美｢で、でも......私は、善逸がAちゃんを好きな事、知ってるの｣






...善逸が、私を好き？



美｢それなのに、諦められなくて...もっと善逸が私を気にかける様にした.........それでも、善逸は私に恋心は持たなかった......｣








すると美波ちゃんは涙目になってしまい


美｢...私、善逸とAちゃんを応援したくても、二人が話してるのを見ると嬉しい気持ちと嫌悪の感情がする......逆に、私と善逸が一緒にいても、嬉しいと嫌悪の感情で.........わかんないの.........嬉しいのに悲しくて...もうわかんないの...｣




美波ちゃんは静かに泣いた









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『....美波ちゃん、ちょっと待ってよ...それだとなんだか私が善逸を好きみたいじゃん...』



美｢.........え？｣


『私は、善逸の事...というか、人を愛する感情がないから、わかんないよ』



美｢........................｣






『......だから私は＿＿＿』



し｢もしもーし、二人とも、お話中少し良いですか？｣



美｢し、しのぶさん...？｣



話そうと思った事を遮られ、しのぶさんが続ける




し｢はい、美波さんに、機能回復訓練を受けてもらいたいのです｣



『......？』





しのぶさんは機能回復訓練の説明を始め、それを聞いているしかなかった。





どうやら、私と善逸は途中参加らしい。



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...だから私は、美波ちゃんの恋を応援したいって言いたかったんだけど









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