ただの医者希望の者ですが！2【マッシュル】

92話 ページ49

「あ！Aちゃ…先生！今暇？！外の話してよ！！」



「え！私も聞きたい！」


みんなはなかなか外に出る機会が少ないのでたまに私はここに来て学校の話や外の話をする



男の子は特にイーストンでの戦いや主になんでも拳で解決する人(マッシュくん)の話で盛り上がる



女子にはちょっと重いけどかわいい女の子(レモンちゃん)の話や、恋バナをよくする



他にもうちには中等部や高等部の子もいるので、勉強も教えてたりする


なんでも、できちゃうね私は(自画自賛)



















「Aせんせ！学校で好きな人とかいないの！！」



ちなみに今は恋バナ中



『いないよ〜先生忙しいからね』



「え！じゃあアンナちゃんのお兄ちゃんとかは！！イケメンだし、さっき仲良さそうだったじゃんか！」


身を乗り出してこちらに聞いてくる女の子、熱いねぇ




『ランスくんとはそうゆう関係じゃないよ〜、ランスくんはアンナちゃんのことが大好きだからね〜』



「えぇ！でもでも！さっきA先生のことすっっごい優しい目で見てたよ！絶対好きだよあんなん！」



『気のせい、気のせい！』













「おい女子！次は俺らが先生に話を聞く番だ！変われよ！」



恋バナをしていると、男の子が何人かこちらへ向かってくる

モテモテだな…私、この子達には




「まだ、終わってないし！いちいちうるさい！」



「はぁ？！ずっと喋ってんじゃん！！」



「話し足りないの！今いいところなんだから！！」













『…コラ！喧嘩はダメ！仲良くしなさい！』


さすがに喧嘩になりそうだったので止める








「「うっ、でも…」」




「最近来てくれなかったから…ｸﾞｽｯ」



「いっぱいお話し聞きたくて…」






…そうだよね、確かにここにきて話すのは久しぶり


学校からここまでは遠いし毎日行くのには難しいから話す機会がへっちゃってたからね







『落ち着いたらまたくるから！ほら泣かないの！』



「うぅ…ほんと？」



『先生はうそつかないよ！ほんと！』












そう話していると奥からランスくんがくる、きっとたっぷり話してきたんだろう



ラ「A、終わったぞ」



『わかった…ごめんね、みんなまたね』







「え、ヤダヤダヤダ！！まだ話すのー！」



そういって1人の子が服を掴んでくる


まいったな…

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