ただの医者希望の者ですが！2【マッシュル】 (ページ40)

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86話ページ40

オ「ウォールバーグさん、なぜ私たちを呼び出したんですか？魔法不全であることを隠し、イーストン校に通わせるなど、言語道断、尋問など不要、ルールに則りこの少年らには極刑を」

ウォ「神覚者諸君、しばし彼らに猶予を与えてくれはいけんね？無邪気な邪悪が使いを寄越すなど初めてのことじゃ」
「彼らは無邪気な邪悪の大きな手掛かりになる可能性が高い、今失うわけにはいかんのじゃ」

マ「え、なんか校長すごい人感ありますけど」

『マッシュくん、校長先生ほんとにすごい人なんだから！あと、ちょっと静かにしようか！』

空気読もうか、うん

オ「ウォールバーグさん、あなたの意見はわかります、ですが認められない、そう決められている…！！」

すると、校長先生は頭を下げたのだ

ソ「ウォールバーグさんなにを！」

さすがの神覚者様方でも動揺している、そりゃこんなすごい人が頭下げるとなるよね

ウォ「確かに彼は魔法が使えない、素行もあまり良いとは言えん、学があるわけでもない」
「じゃが、人の心を動かす力を彼は持っている、彼らのような人間が世界の認識を変えるとわしは信じている」

校長先生はマッシュくんのためにそこまで…

オ「ウォールバーグさん、いくらあなたでも自分の思想を押し付けようなん、て」

レイ「俺からもお願いする」

ソ「レイン…あなたまで」

れ、レイン先輩も…

レイ「校長の意見に賛同するのもあるが、俺個人としても信頼に値する」

だが、しかし、それでも神覚者様方の意見は変わらなかった

私ももし、神覚者側だったらそうするかもしれない

特例を許すには勇気がいる

「私もあなたと同じ考えだ」

『！、おじいさん』

起きてたんだよかった

「我々の魔法の力は神によって授けられたもの、そして魔法が使えないものは冷遇されて当然、彼らは我々と同じではないからだ」
「しかし、その魔法不全者に私は命を救われた、頭では規則通りにとわかっている、無責任の判断だと思われても仕方ないだが、この件を一任されたのはあくまでも私」

そういって頭をさげる

「どうか、彼に猶予を与えさせてはくれないだろうか」