ただの医者希望の者ですが！2【マッシュル】 (ページ36)

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82話ページ36

Aは手をぎゅっと握る
神覚者相手となると誰でもビビるだろう

『…治します、その難病の、治療法を見つけます』

自分の意見が伝わるよう、目を見て答える

ライ「だが、確証がもてん、そこについてはどうする」

怖い、回答しだいでは頭と体がチョンパするかもしれない
でも、答えないと

『わ、私の固有魔法は人や物、あらゆる物を回復できます』

『私があの子たちに魔法をかければ一時的にですが、最終段階までの時間を伸ばすことができます、その間に私は治療法を見つけます』

ライ「自分の身を削ることになるのだぞ」

『それでも構いません、私はあの子達のためだったら世界だって敵に回します、そのくらいの意志です』

Aの真剣な気持ちが伝わったのか、ライオは元いた場所に戻る

ライ「圧をかけてしまってすまない、君もナイスガールだ、男前だな」

『それと！あざが消えて魔力を失っていく難病の患者さん達はまだ、魔力があるので、魔法不全者ではないと思います！』

ライ「確かに一理ある…」

あと、女なので男前はちょっと…

Aやマッシュが話している頃、廊下を何人かがコツコツと歩く音がする

カイ「あっ！神覚者様！」

？「魔法を使えない学生と、魔法不全者の隠蔽疑惑があがっている学生の処分？なにをふざけたことを」

？「あー、こうゆうの苦手だ」

？「うるさいですよ」

？「ウォールバーグさんは何を考えていらっしゃるのか」

？「うっ…さむ」

？「規則は守るために存在する、例外は存在しない」

マ「じゃ、今日はひとまず解散ということで」

『お疲れ様でした』

「何を勝手なことを言っているんだ貴様らは！そんなこと、許されるわけないだろ！」

すると、私たちの足元に砂があらわれ、固定される

マ「ん…なんだこれ」

『砂…まさか、これって？！』

その瞬間ドカン！という大きな音と一緒に大量の砂が部屋に流し込んでくる

『ゲホｯゲホｯ！砂が口の中に…』

マ「なんなんですか、一体」

？「何解決したみたいになってるんですか」