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『ぅう寒…やっぱ屋上は冷えるな。』
私はなんだかリセットしたくなって、屋上に来た。
1人になりたいとも思ったけど、逆に虚しさを感じて後悔した。
『課長が助けてくれなきゃ、誰も信じてくれなかったんだろうな…』
涼｢おい、何やってんだ。｣
『課長！なんでここに…』
涼｢またお前が残業になったら俺が困るんだよ！｣
『そうですか…』
私は再び前を向いて、お茶を飲んだ。
あ、なんか無理かも。
『…ははっ、入社して早々…こんな…だと、先行き不安ですね…』
涼｢…｣
『あ、助けてくれてありがと…ございました。
私…もうすぐ戻るんで、大丈夫ですよ？』
疑われたときの恐怖心と、救われた安心感で埋め尽くされ、涙が込み上げてきた。
でもここで泣いたら、課長に弱いと思われるんじゃないかと思って、課長に背を向けて無理に笑った。
涼｢おい、吉田。｣
『だから大丈夫ですって…』
涼｢何が大丈夫だ、声震えてるだろ。｣
『それ…は、』
涼｢……よく頑張ったな、A。｣
課長は私の隣に立って、また頭を撫でてくれた。
いつも私が弱ってる時には、課長がこうして助けてくれる。温めてくれる。
『ずるいですよ…急に名前呼びとか。』
涼｢うるせぇ、お前を認めてやったんだから感謝しろ。｣
『なんですかそれ！』
涼｢あ？助けてやったのに何だその態度は。｣
『それとこれとは別です！』
涼｢…そのくらいうるさい方が、俺は好きだぞ。｣
『…』
涼｢ほら、落ち着いたら仕事戻るぞ。｣
『……はい。』
課長はクールに笑って、戻って行った。
少しだけ、ほんの少しだけドキッとしたことは課長には内緒。
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りさ - 続編楽しみにしてます(*^-^*) (2020年11月17日 0時) (
レス) id: fbc5b984b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - はい(*^-^*)分かりました(*^-^*) (2020年11月8日 1時) (レス) id: 87b8d1fdb4 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - りささん» ありがとうございます。2もよろしくお願いします！ (2020年11月7日 23時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - mさん» ありがとうございます！嫌な女感が伝わっているようで良かったです（笑） (2020年11月7日 23時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2020年11月5日 1時) (レス) id: e5bc4cbbcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いくら | 作成日時：2020年10月16日 22時
