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『…ぅ、頭痛い…』





次の日、私は二日酔いによるひどい頭痛で目が覚めた。こんなに飲んだのは久しぶりだ。





『ん?なんか手に感触が……か、課長!?』

涼「…んだよ…………ぅぅぉおお!」

『ななな、なんでここにいるんですか!』

涼「…ぁあ…くそ、寝落ちした…」





目が覚めると、目の前には課長の顔が。
私は飛び起きて辺りを見回すが、状況が全く理解できない。





『てかなんで手握ってるんですか!』

涼「お前が離さないからだろーが!」

『え!?いやいや…てか服も変わってるし!?』

涼「水こぼしたの覚えてないのかよ!」

『水?だから何のことですか!』

涼「だからぁぁ!」





私は課長に1から話を聞いた。

先輩に飲まされ、酔いつぶれて運ばれたこと。
運転手に無理やり乗せられうちまで来たこと。
水をこぼしてジャージを着せられたこと。
そして、寂しいだ何だと手を握って眠ったこと。





涼「これでも俺が悪いって言うのか!」

『ほんっとにすみませんでしたぁぁぁ!』

涼「…ぃたた…ずっと座ったまま寝たから体バキバキじゃねーか!」

『あ、お風呂入っていきます?始発まだだし。』

涼「あぁ、そうさせてもらう。」

『じゃあ私ちょっと洗ってきますね!
どうぞ、好きなところでくつろいでてください。』

涼「くつろぐって言ったって…
一体なんなんだこの散らかりようは…」

『あぁ、片付ける時間なくて。
空き巣が入ってからずっとこのままなんです。』

涼「というかいい加減引っ越せよ。」

『うーん…そうですね。
これを機に引っ越してもいいかも…よし!』





浴槽を洗い終わり、私は給湯ボタンを押した。





『すみません、朝ごはんとか作れればいいんですけど…自炊しないものですから。』

涼「気にするな。」

『そういえば課長、いつもお弁当ですよね?
彼女さんとかに作ってもらってるんですか?』

涼「いや、自分で作ってる。」

『え!?課長の手作り!?』

涼「なんだ。」

『料理もできるんですね…』





仕事も容姿も料理も完璧なんて…逆にできないことがあるのか?





『あ、沸いたみたいです。
タオルは脱衣所の棚の1番上にあるんで。』

涼「悪いな。」

『いえいえ、ごゆっくり〜』

25→←23.涼太side



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設定タグ:GENERATIONS , 片寄涼太 , ドS   
作品ジャンル:恋愛
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りさ - 続編楽しみにしてます(*^-^*) (2020年11月17日 0時) (レス) id: fbc5b984b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - はい(*^-^*)分かりました(*^-^*) (2020年11月8日 1時) (レス) id: 87b8d1fdb4 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - りささん» ありがとうございます。2もよろしくお願いします! (2020年11月7日 23時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - mさん» ありがとうございます!嫌な女感が伝わっているようで良かったです(笑) (2020年11月7日 23時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2020年11月5日 1時) (レス) id: e5bc4cbbcb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いくら | 作成日時:2020年10月16日 22時

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