21.涼太side ページ21
涼太side
姫「課長〜!飲んでないじゃないですかぁ〜!」
涼「くっつくな。」
なんなんだ、この女は。
酔ってるのかなんなのか知らないが、トイレから戻ってきて俺にばっかくっついてきて…女臭いし。
姫「もうすぐお店移るみたいですけど。」
涼「あぁ。」
姫「課長も二次会行きますよね?」
涼「行くわけないだろ。」
こんなつまらない会に参加するくらいなら、早く帰って仕事進める方がマシだ。
姫「えぇ〜、やだ〜!行きましょうよー!」
涼「離せ、暑いだろーが。」
姫「課長が二次会行くって言うまで離しません〜!」
涼「…くそっ……」
本当にこいつは何がしたいんだ。うっとうしい。
どうにかして、一次会で抜ける方法はないものか…
藤「ちょっと、吉田さん?大丈夫?」
『え?なんですかぁ?へへっ…』
藤「お酒弱いって言ってたのに…飲んじゃったの?」
涼「何やってんだあいつ…」
隅の方で、吉田が顔を真っ赤にして寝ていた。
ヘラヘラしながら部長に起こされている。
藤「住所は?もう帰った方がいいよ。」
『あれ?部長じゃないですかぁ!飲んでます?』
藤「ダメだ…完全に酔ってる…」
『ふぅ〜!』
涼「はぁ…どいつもこいつも…」
姫「課長?聞いてます?」
待てよ?俺はあいつの住所を知っている。
送り届けると言って抜けたあと、あいつだけタクシーに乗せて送り帰せば俺は帰れる。
涼「離せ、俺は帰る。」
姫「え、ちょっ…」
俺は煩わしかった姫野の腕を振りほどき、吉田の元に向かった。
涼「部長、俺こいつの家知ってるんで。
送りますよ。」
藤「本当に?助かるよ〜!
目を離した隙に、先輩に飲まされたみたいで…」
『お酒って美味しいんですねぇ…へへっ』
自分で飲んだわけじゃなかったのか。
まぁ結局断れてないし、自分で飲んだも同然だが。
涼「じゃあ、お先に失礼します。」
藤「あぁ、よろしくね。」
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りさ - 続編楽しみにしてます(*^-^*) (2020年11月17日 0時) (レス) id: fbc5b984b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - はい(*^-^*)分かりました(*^-^*) (2020年11月8日 1時) (レス) id: 87b8d1fdb4 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - りささん» ありがとうございます。2もよろしくお願いします! (2020年11月7日 23時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - mさん» ありがとうございます!嫌な女感が伝わっているようで良かったです(笑) (2020年11月7日 23時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2020年11月5日 1時) (レス) id: e5bc4cbbcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いくら | 作成日時:2020年10月16日 22時