特殊刑事課所属、唯乃勇者。2

きゅうきゅうたい と かくがり の ターン▼ ページ7

図ったように落ちた先はピルボックス病院。「ももみ先生助けてももみ先生助けてももみ先生助けて」と、隣で殺害予告を連呼しているウェスカーさんに負けじとSOSを連呼していると「呼びました？」と颯爽と現れた雷堂ましろ。

「ましろ先生！」

「助けるかわりにデートしてくれますか？」

「脅迫！？……チェンジで」

チェンジされた。と落ち込んで病院に入っていったましろ先生。代わりに出てきたのはフランシスコマグナム。マグナムくんなら助けてくれるはず。

「マグナムくん！普通に助けて欲しいです！！」

「わかった！任せろ」

よいしょよいしょと私とウェスカーさんを病院に運びいれるマグナムくん。そこへ「あー！見つけた！！」と、叫びながら飛び込んできたのはアゴと角刈りがトレードマークの切間てつお。

「どうした、てっちゃん」

「マグナム、この人治したらすぐに手錠かけるから治る瞬間を教えてくれ」

「わかった！」

「わかるなよ！！」

お前は何の目的でこんな事してるんだ。と私が思ってたことを代わりに言ってくれたウェスカーさん。ついでに先に私を治せとか言ってる。それはダメ。

そんなウェスカーさんに対して、何かAさんをカジノに連れてったら金もらえるらしいんだよね。と、目を輝かせるてつおさん。何でお金に話がすり替わってんだ。そんなの私も欲しいよ。

「よし、てっちゃん！今だ！！」

「あいよ！」

さすが息ぴったりの角刈り二人は私が治った瞬間に、てつおがマグナムに手錠をかけた。何やってんですか、とウェスカーさんも呆れてる。

「じゃあ、角刈り達で仲良くねー。ウェスカーさんまたね！」

「「あ」」

「ホシが逃げた！！」

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