証明 ページ4
志麻side
『まぁ、そんなこと言われても、俺のこと知ってたとしたって信じられないよね…じゃあ……』
と、言われた。何かスマホをいじっている。なんや？スマホで証明できるんか…？
あ、Twitterとかか？等、色々予想していると、
『ねぇ、今からAって名前のアカウントで「相席してます。お相手は男の子。このお店に男の子って珍しくないか…？」って呟くつもりでいるんだ。だから、俺のアカウント見付けて、見ててくれないかな…？』
との声かけが。あ、そういう証明の仕方もあんのや……と納得しながらいつも見ているTwitterのアカウントを見付ける。まぁ見付けるまでもないんやけど。
そんなことを考えながらぼーっと画面を眺めていると、
ﾋﾟｺﾝ
ん、通知が……と画面に目の焦点を合わせる。
そこには、先程相席相手から言われたことと一言一句同じ言葉が見えた。
『ね、？証明できたでしょ…？』
と、少し心配そうにこっちを向く推し(仮)。……いや、もう(仮)ではないのだ。この人は今の証明を含め、絶対にAさん。間違いない。
志「……はい、ほんまやったんですね…あ、俺、Aさんのファンなんです…！」
あぁ、言ってしまった。ファンだと言ってしまったら、あまり話せなくなってしまうかもしれない。Aさんが困ってしまうかも知れない。そう考えてはいたが、どうしても口が動いてしまった。
『……はは、そうだったんだwまさかここで会えるとはなぁ…しかも男性リスナーさんに会えるなんて思っても見なかったよw』
Aさんは、少し笑いを交えながらそう言ってくれた。あまり気にしていないようだ。安心した。自分のせいで推しを困らせるわけにはいかないと考えていたからな…
志「あ、そういえば、さっき俺に歌い手活動してる？って聞きましたよね…？」
聞き間違いではなかろうかと確認をとる。
『あ、そうそう！やってる…？』
……聞き間違いではなかったようだ。これは認知確定と言ってもいいのか…？
そんなことを考え調子に乗った俺は、更に悪戯をしてみたいと言う考えに陥っていた。ほら、好きな子には意地悪しちゃうって子おるやん？あれよあれ。
志「…Aさんが思ってる活動者さんの名前って、なんなんですか？」
どうしよう。聞いたは良いものの、これで「志麻」って帰ってこなかったらどうしよう。メンタルずたぼろや。
少し不安になりつつも返事を待つ。
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みつば - 白瀬冬也 / しらゆきくん＠馬鹿同盟さん» うぇいうぇいしゆぅ() 俺に文才なんて皆無やが。てか俺うらつくでは関西弁なるんで、そこだけ。ありがとう！！がんばる！！ (2022年2月1日 18時) (
レス) id: 1997520eda (このIDを非表示/違反報告)
白瀬冬也 / しらゆきくん＠馬鹿同盟(プロフ) - うぇいうぇいみつばぁ() お前やっぱ文才お化けだね() いっちゃん最初の登録者になれたぞ！！ なんかとりあえず、うん、頑張れ！！ (2022年2月1日 18時) (レス) id: ac518005f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつば | 作成日時：2022年2月1日 17時
