かたおもい

No.40 ページ40

モトキside







いつの間にかもうシルク達のマンション






マサ「シルク!!起きて〜」








シル「んー．．．．」









マサイの腕に抱きつくシルク









マサ「ったく、しょうがないなぁ」







マサイの顔が紅くなる









モト「．．．マサイ、」





マサ「ん?」







マサイの頭の後ろにてを回す









そのまま頬に移す









マサ「何?どうしたの?」







マサイは何も変わらない








あぁ、マサイは俺の事、何とも思って無いんだな









もう、ずっと前から分かってた事








だけど、









だけど、信じてた









いつかマサイを幸せにするのは俺なんだって









だってずっと前から好きだったから









何年目の片想いか分からないくらい









モト「．．．ばいばい」







この気持ちとはお別れだね






マサ「．．．うん、ばいばい」







マサイには伝えずに終わった恋









ドアの閉まる音









ばいばい、マサイ







ばいばい、この恋









頬を伝う涙









ダホ「モトキ、ちょっと遠回りして帰っても良い?今はドライブしたいんだ〜」









モト「．．．うん、ありがとう」






ダホはちらっと俺を見ただけで何も言わなかった









モト「．．．ｸｯ．．．ｳｩ．．．ﾋｯｸ」









本当に、本当に好きだよ









ううん







モト「．．．．．．．好き、だった」









小さく呟いたこの声は







いつの間にか開いていた窓に吸い込まれていた

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