忘れられない過去の話

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この三つの二つの疑問はのちにわかりました

話は戻して、僕はモナカに逆らえませんでした

モナカはクラスで一番強い女子軍団の中でも、下の方だと言われていましたが

モナカが、一番上にチクれば、多分私は虐められるでしょう

それがわかった私は、逆らえなくて、つい頷きました


「やった！ありがとう！今日から流花ちゃんは私の親友だね！」


嬉しいなぁ

静かなトイレに、そんな声だけが響いて

吐き気がしたのを覚えています

何も言わない私を見てモナカは口を開きました


「あ、そーだ！親友なら、ルール決めないとね！」


親友なら、ルール決めないと、？

そんなの、きっと律儀に決める馬鹿は居ないだろう

みんな、暗黙のルールってやつじゃないの？

そんなことを思っていても、モナカは勝手にルールを決めた


「ルールいち！親友は一人だけでいいから、他に作んないでね」


親友って...アンタみたいにスッて作る奴いないと思う

そこまで話したことない人を親友って急にする人は僕からして少しおかしかった


「ルールに！こはくちゃんとは絡まないこと！」

「え」


僕の口から思わず困惑の言葉が滑り落ちた

いや、誰だって滑り落ちるだろう

四年間、ずっと、ほとんど離れないようにくっついていた人と関わらないようにしなきゃ、ダメなの？

そんなの、なんでよ、


「こはくちゃんが、話しかけてきても無視だし、一緒に帰るのもダメ！授業のペアは私と組むの！」


それって、完璧に、虐めじゃないの、？

僕は、そう思った

だって、こはくちゃんはそりゃ、僕と違って外交的？だから

すぐに友達くらい作れるだろうけど、

でも、それまで仲良くしてきてて、親友って呼び呼ばれしてた人が

急に無視するって、それって___

いじめじゃん


その後のほかの細かいルールはあんまり覚えてない

ただ一つだけ、今考えたらわかったことがあった

なんで、私を親友に選んだか、と、何故モナカが嫌いなこはくちゃんと一番関わっている人の親友になりたがった、と言うこと

きっと、モナカはこはくちゃんが独立するように仕向けたんだと思う

僕が、断れない性格だと知っていて、だと思う

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