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syp視点
『えっと...じゃあ、あらためて...頂いてもいいですか、?』
頰を赤く染めて上目遣いでそんな事を聞いてくるAさん
...めっちゃかわええ、
これは嫁にもらって間違いなかったわ、なんて思いながらこくりと頷いて口を開く
syp「いいっすよ、俺のこと好きなだけ食べてください」
『い、いただきます、』
ゆっくり俺の肩に噛み付くAさんは少し震えている気がした
怖いんかな、
...グルッペンさんとの間にもなんかあったっぽいし、
そっと頭の上に手を置いてあげると一瞬ピタッと固まった後、もう一度牙をたてた
___瞬間、肩に鋭く鈍い痛みが走った
syp「い”っ...」
『あっ、ご、ごめんなさい、!』
思わず声が出て口を塞ぐ...が、時すでに遅し
Aさんは俺の肩から口を離してしまった
あー...こうなると思ったから声出したなかったんよなぁ...
『い、痛かったですよね、!?や、やっぱり、やめたほうが、』
syp「いや、いいっすよ。...思いっきり噛んでください」
『でも、!痛いの、嫌だろうし、...』
syp「でも、お腹減ってるんやろ?」
『ぁ...』
さっき噛まれたお陰で出てきていた血を指で拭ってAさんの方に差し出すと
小さく声をあげて蕩けた目をするAさん
我慢せんでええのに、
『ぅ、ぅ...ごめんなさ、もう、がまん、できな____』
syp「っ...」
謝りながら俺の肩に素早く牙を向けたAさんは
容赦なく、俺の肩を噛んだ
痛さで思わず声が出そうになったのを抑えてAさんをそっと抱きしめる
実際、ヴァンパイアに容赦なく噛まれるのは痛い
ほんまに、想像できへんくらい、痛い
さっきまでは手加減してくれとったんやな、とわかるほど噛み付く力が違う
syp「っ...おいしい、っすか、?」
『おいしい、...しょっぴさんの、血、おいしいよ、?』
肩から顔を離してそう言うAさんの口周りには血がついている
嗚呼、俺、ほんまに血、吸われとるんや
痛みに耐えていると噛み付かれた肩ではない鎖骨ら辺が暖かくなってきた気がした
と、同時にAさんが吸うのをやめて顔を離した
『ごちそうさまでした、』
syp「あ、吸い終わったんっすね、」
『はい、!...あ、ごめんなさい、!痛かった、ですよね、』
syp「いや、全然、そんなこと気にせんでええっすよ」
それより、止血、と思い近くにあったタオルで肩を抑えた
そういえば、鎖骨ら辺、なんで暖かくなったんやろ、
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喘息ですっ★(プロフ) - ピースさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです...!ありがとうございます!!!頑張りますね!!! (3月26日 16時) (レス) @page14 id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
ピース - 推しとの激甘ストーリーめっちゃ嬉しいです!更新頑張って下さい! (3月26日 9時) (レス) @page14 id: d6af4f0b50 (このIDを非表示/違反報告)
喘息ですっ★(プロフ) - いねむりさん» 激甘ストーリー、実は自分自身で書くのは初めてだったのでそう言ってもらえて嬉しいです!ヴァイパイアパロとふわふわした雰囲気をどうしてもちゃんとしっかり表したかったのでそう言ってもらえて本当に嬉しい限りです...!ありがとうございます!!! (11月28日 12時) (レス) id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
いねむり - 主様のこの作品を見て、激甘ストーリーはまりました!ヴァンパイアパロは個人的にも好きだったので自分の好みにドストライクでした。二人のふわふわした雰囲気が良きですね。 長文コメント失礼しました。 (11月28日 1時) (レス) @page9 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
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