【d!】思い出ごと飼いましょう

※ もう離れられへんな / sn ページ25

【カウンセラー】【メンヘラ...？】【ヤンデレ】【依存...？】【リスカ】

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軽い説明

学生時代に自己アピールが足りなくて、恋人に酷い振られ方をしたAさん
それからというものの自己アピをしなきゃという考えに囚われ始めて、
気がつけば構って欲しい、気にして欲しい、自分を見てという理由で自分を傷つけ始めていた
それをたまたま見てしまったカウンセラーのしんぺい神さんが自分が仕事をしている、
心療内科に連れて行って、優しくお話を聞いてくれた、

そこからなんでも話せるくらいの仲になっていって家に呼んで話すくらいの仲になってる
(友達以上恋人未満的な関係的な)

ーーー
.


木曜日の仕事終わり、私はいつもあの場所に足を運ぶ

少し町から外れて人通りの少なくなった静かな所にあるしんぺい神先生のお家

しんぺい神先生は、心療内科のカウンセラーさんで、

私の、唯一の理解者、

ヘラってリスカしちゃう私を許してくれる優しい先生


(コンコンッ)

『しんぺいせんせ』


小さいけど声をかけるとガチャリと扉が開く

しんぺい神先生、待っててくれたんだ、


sn「いらっしゃ〜い、上がっていいよ〜」

『せんせい、こんばんは、』

sn「こんばんは〜、もうココア入れてるからベットおいで」

『ありがとうございます、』


もう6月下旬に差し掛かり、

日差しも強くなってきたのに私は未だ長袖、

周りの人には構ってちゃんにならないようにわざと長袖にしてる、

しんぺい神先生にだけ、構ってちゃんするの、

そうじゃないと...また、泣く羽目になっちゃうから、


sn「よし、おはなし聞こか...いきなり腕のお話してもええ？」

『あ、だいじょうぶ、です、』

sn「最近、いつ切った？」

『...きょうの、おひる、です、』

sn「見せてくれへん？」

『...ん、』


腕を突き出すといつも通り、優しい顔で袖をめくってくれるしんぺい神先生、

私の腕は、いつのまにか傷でボコボコになってしまっていた、

それは、間違えなく、昔、付き合った彼氏のせいだった、


“あ、俺、お前と付き合ってたっけ？存在薄いし、自己アピールも何もないから忘れてたわ”
“もう別れてくんね？こんな自己アピしねぇ存在薄い奴と一緒に居たくねぇわ”


ポロポロと勝手に涙が出てくる、

それに気がついたしんぺい神先生は落ち着いた様子で抱きしめてくれる、

あったかい、


sn「思い出してしまったん？」

『うん...』

sn「そっかそっか...大丈夫やで、俺は居るからな、」

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