15年 (ページ19)

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健と良規の茶番ページ19

小島
「ラーメン！めっちゃうまいで！」   

講義後、食堂へ行き4人で昼食を取る。

 丁度お昼休みの時間帯で沢山の学生で混んでいたが
運良く4人席を取ることができた。

   『また晶哉、私の隣？』

晶哉
  「斜めにおったらウーロン茶ぶっかけられるからな」  

『………。』  

正門
「はいはい！喧嘩したらご飯がまずくなるで？」    

良規になだめられて悪口が出そうだった口にカレーを放り込む

健はもう既にラーメンを完食したみたいで、
何かを話したくてソワソワしている。

正門
     「でも驚いたわ！ホンマに
まさかAと晶哉が同じアパートだったなんて」

小島
  「俺がAに晶哉の看病行けって言ったんやで？
俺がキューピットってやつやんな？」     

「『おい(ねえ)、キューピットって意味わかってる？』」

正門
   「わお！息もぴったりやな！」

     この2人の茶番に呆れてため息が出る。 
ため息もせっかくのご飯がまずくなるっての。   

晶哉も同じことを感じたのだろう。
私達2人は無言で昼食を取り続ける。

   次の講義で今日は終わりか。 

今日の夕食は……うーん。

誠也
       「お？Aちゃん」       

聞きなれた声が後ろから聞こえる。

後ろを振り向くとそこには
既に食事を終えて
食器を返却口に戻しに行こうとしている
誠也くんと絵里さんが居た