U R 3 (ページ4)

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やっぱり最強のライバル(晶哉side) ページ4

『でもAはこれから小島くんと一緒におるって決めて俺ともう会わへんって決めとるし…』

健『晶哉らしくないねん、自信持てや』

そんな時俺のスマホに非通知で電話が来る

こんな夜遅くに誰やねん

電話に出るとTWICEのモモさんやった

モモ『あっ！出た！すみません。私Aのメンバーのモモです』

『え？はい。存じ上げてます』

モモ『私明日も朝スケジュール早くて帰りたいんですけどAが立てない状態なので迎えに来てもらえたりしますか？』

今？

いきなりすぎひん？

『なんで俺なんですか？マネージャーとか他の人でも』

モモ『マネージャーは明日朝私を迎えにきてくれるから寝てるだろうし起こせないし、佐野さんなら必ず来てくれると思ったんで…それにしても電話番号変えてないんですね』

『え？』

　

モモ『Aの電話履歴にまさやってあって、もしかして佐野さんかな？ってかけたら佐野さんだったんで…もう3年以上経つのに佐野さんにダメ元でかけてみてよかったです』

A、まだ俺の番号消してなかったんや

Aも番号変わってなかったんや

Aがいつでも俺に連絡できるように

電話番号変えんかった俺も俺やけど

モモさんは店の名前を一方的に言って電話を切った

健『どしたん』

『モモさんから連絡きて…Aが立てへん状態でマネージャーさんも来れへんくて、モモさんも明日早くて帰りたいから来てくれって…』

健『…そっか！行けよ晶哉、ナイスタイミングやんか』

考え込んどる俺を無視して小島くんは玄関に俺を押し出した

健『あーもーはよしろやー！モモさん明日も早いんにAに迷惑してんで？片付けは俺1人でできるからはよ行け』

小島くんは今どんな気持ちなんやろ

俺が小島くんやったらキツくて耐えれへんのに

健『俺に遠慮すんな！そーゆーのうざいわ！じゃあ俺が行ってもええん？』

小島くん

小島くんがライバルで良かった

『無理っす。俺が行きます』

小島くんは笑って俺の肩をポンと叩いた

健『Aをよろしくな』

『はい』

俺は誠也くんの家を出てタクシーに乗って急いでAのいる場所へと向かった