U R 3 (ページ16)

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番外編3 ページ16

手には有名店で買ったケーキの箱 

晶哉には内緒でAぇgroupのコンサートを見に行って挨拶をしようと楽屋前に立っている

晶哉が以前メンバーに私が彼女ということを伝えたと聞いていたから

私が楽屋に行っても問題はないよね

それにしても   晶哉驚くだろうな笑
私は楽屋の扉をノックした

  正門「は〜い…え…」  

「…え？…あっ、こ、こんにちは…」  

正門「…えっ！なんでここにAさんが？」

   晶哉が玄関から出てくることを予想していた私は 突然目の前に現れた正門さんに驚く   

「…あの～晶哉は？」  

「晶哉なら今飲み物買ってくるって自販機に…」

  「そうなんですね…晶哉が帰ってきたらまた伺います」  

晶哉が不在なのに私1人でメンバーのいる楽屋にあがるのは、正直気まずいだろう

  私が気まずいのではなく、向こうがって事だ  

正門「え、あがってください」

  「え？」  

正門「晶哉がいないと気まずいですか？」  

「違くて…あの、皆さんが気まずいかなって…」

  「まっさん！なんかあったん？ってあれ？Aさん？」  

戸惑って何を言っているか分からない私の言葉に被せて、中から大きな声が聞こえてきた

  正門「あ、大晴」

  「…あ、すみません。晶哉がいると思ってきたんですけど」  

大晴「あぁ、そうなん？ライブ見にきてくれはったんですね！こうしてちゃんとお話しするんははじめてですよね！入ってください！」

  正門「…僕たちは大丈夫なんで是非」   

嬉しそうに私を案内する大晴さんと、 私を安心させるように優しく笑った正門さん

  「…おじゃまします」  

2人「どーぞ！」  

そう言って中へと案内をしてくれた

  