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クリスマスイブ(晶哉side) ページ49

クリスマスイブ

音楽番組の生放送を終えた俺達

マネ『この後はスケジュールみんな入ってないから退勤で！』

末澤『よっしゃ！なぁ？この後みんなでチキンとかピザとかウーバーして俺んちでパーティせぇへん？』

『めっちゃいいっすね！それ』

正門『俺も行きたいっすわ』

末澤『俺らクリスマスも仕事やんか？クリスマスっぽいことできるん今日しかないで？』

そんな誠也くんをリチャ君は真顔で見つめとる

末澤『リチャも強制やで？予定あるんならええけどどーせないやろ？』

リチャ『行くわ』

健『誠也くんそれって何時までやるつもりっすか？』

誠也『んー決まってへん笑』

健『すんません！俺途中から参加でもいいっすか？』

末澤『ええけど、なんかあるん？』

健『先約があって』

末澤『こじけん、彼女できたん？』

健『ちゃいますよ笑そんなんじゃないっす』

これ以上小島くんがメンバーから探索されんよーに

『誠也くん！俺ケーキも食べたいっす』

末澤『俺も食いたい！佐野ケーキだけ店で買ってきてくれへん？』

『全然いいっすよ！』

末澤『ありがと』

ふと思った

Aは料理好きやしケーキも手作りするやろーから小島くんはそれを食べれるんや

ええな

大晴『晶哉、準備できたなら一緒に出ようぜ』

『はい』

みんなで黒のバンに乗り込んで、誠也くんの家に寄って俺はホテル内にあるそこそこ有名なケーキ屋で下ろされる

マネ『小島送ったらまた戻ってくるから』

『はい』

健『晶哉あとでな！』

小島くんは笑顔で俺に手を振った

俺はいちごいっぱいのショートケーキを買って

マネージャーが来るんを待っとった

マネージャーがきて俺はまた黒のバンに乗り込んで誠也くんちに向かう

俺はマネージャーに聞いてみた

『なぁなぁ、小島くん女のとこ行くって言っとったやろ？』

マネ『晶哉知っとったんか！そうやで』

そりゃそうやんな

クリスマスイブやし彼女に会いたいよな

明日は会えへんスケジュールやし

マネ『にしてもびっくりしたよな？小島が前ドラマで共演した女優さんに告白されてええ感じって』

は？

女優？

マネ『今日もその女優さんに誘われたらしくて個室のイタリアンの店まで送ってきたわ』

『…そっか』

Aはこのこと知っとるん？

衝撃と共に怒りが湧いてきて

それからはずっと無言やった