U R 2 (ページ48)

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時の流れはあっという間だページ48

健くんは困ったらいつでも連絡しろって言ってくれたけど

できるわけがなかった

健くんを傷つけて

すぐに晶哉のところに行くなんてできるわけもなく

ひたすら仕事に打ち込んだ

そのおかげかヒット曲を連発して発売し、

ドームツアーが決まり無事完走することができた

仕事に打ち込んだおかげで

恋愛のことは全て忘れていて

気づけば12月になっていて

クリスマスシーズンを迎えていた

今日は音楽番組の生放送の日

楽屋で私はモモと2人きりだった

モモ『クリスマスイブだー！！！』

今日はイブか

この時期になると最近は考えなくなっていたのに

晶哉とツリーの点灯式を見に行ったことを思い出す

最近はテレビも見てなかったからわかんないけど

晶哉も健くんも元気かな？

モモ『ねえA！完全個室の美味しいバーの店見つけたんだけど今日行かない？』

1人でイブを過ごすよりはいっか

「いいね！行く」

生放送を終えて黒のバンでバーへ移動する

モモ『私明日朝早いからいい時間になったら帰ろうね？』

「了解」

バーに着くとシックな雰囲気でキャンドルがおしゃれな私好みのバーだった

カクテルも全て美味しくて

「おいしすぎる！！」

モモ『飲み過ぎ注意ねー』

モモの忠告も守らず美味しいお酒の欲に負けて飲み続けた私は

完全に酔ってしまった