嫌いになれない ページ40
「散々私のこと嫌いって言って、リコちゃんとキスもして…私の気持ち振り回さないでよ！！」
言った後に涙が出てくる
私には健くんがいるんだから
晶哉が優しくしてくれる理由なんてどーでもいいんだから
何も気にせず晶哉におんぶしてもらって
スタッフさんのところに戻って
そのまま収録を終えて
健くんのところに戻ればよかっただけなのに
晶哉の言動や行動に１つ１つに腹が立つ私は
結局晶哉を諦められてなくて
晶哉しか好きになれないのだと思い知った
晶哉『Aごめんな…全部俺が悪かった…この前おじさんのとこ行った』
おじさん？おじさんって…
晶哉 『アクロバット教室のおじさんのとこ』
「えっ」
晶哉『おじさんから話聞くまでは、俺のことは振っといて小島くんとキスしとるん見て彼氏おったんやって衝撃受けて
Aがアイドルとしてデビューしたんも練習生やっとったんも知らんくて
彼氏おるくせに俺に構ってくるとことか
俺と過ごした時間も嘘やったんかって思うほど
ほとんど一緒に過ごしとったんに
小島くんが知っとることを
俺は知らんくて
俺が知らんことの方が多すぎて
単なる嫉妬やけど…悔しかってん』
「それは…」
晶哉 『でもおじさんにそれ言ったら怒られた。
Aは俺のために俺を振ったって…Aはお互
いの夢の為に気持ちを犠牲にしたって…
今思えば全部俺のためやったんやって思うねん
Aが振ってくれんかったらもしかしたら俺はAぇgroupに入ってなかったかもしれへんし、
Jr.活動しとる中で熱愛でもバレたらデビューこそできんかったと思う
だからありがとうな？』
それは違うよ晶哉
「私が振った振ってない関係なく、晶哉は才能に溢れてるんだからデビューすべき人だったよ」
晶哉はしばらく私を見つめた後
晶哉 『ほんとはAのこと嫌いになったことなんてない…ずっと好きやったで？あの日から今日まで…嫌いになりたくてもなれへんかった』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もなか | 作成日時：2023年11月26日 20時
