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私を見つけてくれるのはいつも ページ38
白のTシャツにジャージのズボンは
大雨のせいでびしょ濡れで
雨を浴びすぎて
次第に寒くなって来た
下手に動くと誰も見つけてくれないかもしれない
だから今いる場所から動かないようにしていた
近くに雷が落ちたのか
大きな雷の音が私を襲う
「もうやだっ」
怖くて私はその場でしゃがみ込んだ
雨を浴びて寒くて足は震えるし
空も薄暗い
バサバサバサッ
カラスの大群がカーカー鳴きながら空を横切る
怖すぎて涙が止まらないけど
雨なのか私の涙なのかもわからなくなっていた
私このままどうなっちゃうのかな
そんな時急に
誰かの叫び声が聞こえた
『A！A！』
少しずつ人影が近づいてくる
だ…れ？
なんで
なんなの？
いつだって
私がピンチの時に現れるのも
助けてくれるのも
私を見つけるのも
晶哉なんだ
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作者名：もなか | 作成日時：2023年11月26日 20時
