U R 2 (ページ32)

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『おじさんさっきからなにゆーとるん？わからんて！』

おじさん『以前わしから晶哉くんに渡したアンクレットはAちゃんからおじさんからプレゼントってことにしてって頼まれたものなんだ』

『それはわかっとった』

おじさん『その時に言ってたよ』

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A 『晶哉が好きだけど晶哉の邪魔はしたくない』

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おじさん『Aちゃんは晶哉くんの気持ちなんて振り回してないよ？むしろ晶哉くんの未来まで考えてデビューできるように自分の気持ちを犠牲にして振ったんだよ

Aちゃんと晶哉くんは両思いだったんだよ』

俺

最低やん

Aの気持ちなんて知らんと

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『嘘つく女嫌いやねん…俺、もうお前のこと好きちゃうしむしろ大嫌いやから』

『俺が来んかったら連絡先教えるつもりやったんやろ？俺のおかげで美愛が浮気して彼氏さん苦しまずに済んだわ』

『小島くんといつから付き合っとるん？』

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Aが書いてくれた車折神社での絵馬を思い出す

Aは昔も今も

俺の幸せだけ願っとったんや

俺は頬に涙がつたっとるんも気づかずに

呆然と立ち止まったまま

静かに涙を流しとった

そんな俺をおじさんは抱きしめてくれた

おじさん『ごめんよ。晶哉くんを泣かせるつもりはなかったんだ…ただAちゃんの気持ちを知ってたから口止めされてたけど、どうしても晶哉くんには知っておいて欲しくて言ったんだ』

俺は涙を流しながら頷く

おじさん『おじさんね、晶哉くんをよろしくってAちゃんから伝言もらったんだよ？
だから晶哉くん、ここで思いっきり泣いていいんだよ？我慢しなくていい』

俺はおじさんに抱きしめられながら

めっちゃ泣いた

帰り際

おじさんは俺を引き止めて言った

おじさん『晶哉くん』

『なんすか！？』

おじさん『Aちゃんをよろしくね』

『よろしくする相手俺ちゃうって』

おじさん『Aちゃんを守れるのはきっと晶哉くんだけだよ』

『またな！おじさん』

おじさんの最後の一言が

この時の俺にはまだ

理解できんかった