U R 2 (ページ26)

今日:77 hit、昨日:48 hit、合計:36,884 hit

・ページ26

俺とリコは無言でエレベーターに乗り、タクシーに乗った

俺はさっきの衝撃で何も言葉を発せないでいると

リコ『逆立ちもできないのにアクロバット習い始めた私に逆立ちができるまで晶哉くんが足を支えてくれたこと覚えてる？』

リコちゃんや

思い出した

『覚えとるよ。リコちゃんはリコのことやったんやな』

なんで気づかんかってんやろ

リコはあん時のリコちゃんだったんや…

でもリコごめん

俺が彼女にしたいと思うんはAだけやねん

『リコの気持ちは嬉しいんよ？でもな…』

リコ『キスしたこと謝んないよ？私の前でそんな苦しそうな顔するからかいけないんだよ？もうAさんのことで傷つく晶哉くんなんて見たくない』

『リコの言うとおりやで？Aと小島くんが一緒におるん見るだけでしんどい。でも、しんどいからって俺は好きでもないんにリコと付き合うんはリコに対しても失礼やと思うから絶対せぇへん』

リコ『私にチャンスもくれないの？私と付き合ってみたら晶哉くんにも気持ちの変化があるかもしれないじゃん』

『リコのことは好きやで？でもそれは可愛い後輩としてや。昔も今もこれからもこの気持ちは変わらんと思う』

リコ『もし今日Aさんと小島くんが付き合ったとしても私や他の女の子に行く気はないの？』

こんな辛い思いするんなら

俺やって他の子好きになって楽になりたいけど

『んー、ないなぁ笑

俺やって正直さっきリコにキスされた時ドキってしたし、

スタジオで女優さんとか見てかわええなと思うこともあるけど、

他の女の子から付き合って？って言われたら

Aの顔が思い浮かぶんよ』