U R 2 (ページ17)

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晶哉side ページ17

Aと小島くんの仲に嫉妬して

Aが俺に嫉妬するわけないんに

リコを利用してAに見せ付けた

Aのことが好きなんに

Aへの気持ちとは裏腹に

嫌われるよーなことばっか言ってしまう

Aは涙目になっとるんを堪えて

A「じゃあ行くね」

なんでそんな顔するん

Aがおらんくても

俺のことを好きな女の子がおるんやでって

見せつけたけど

全く気分は晴れへんくて

またAを傷つけてしまったという

罪悪感だけが残った

楽屋にあった荷物を持って帰ろーとしたら

リコ『晶哉くん！待ってくださいよ！一緒にご飯行ってくれるんじゃなかったの？』

Aへの当てつけで精一杯やったから忘れとった

『まじで行くん？俺らなんの関係性もないで？笑』

リコ『関係性あるし！私晶哉くんに一目惚れしちゃったんだもん！』

『冗談やめろや笑』

一回ぶつかっただけでそんなんあるわけないやろ

リコ『晶哉くんは今もAさんのことが好きなの？』

『は？』

リコ『ふーん。やっぱりそうなんだ』

『違うって』

リコ『まあいいや！晶哉くん、私本気で晶哉くんが好きだから』

『はぁ、お前なぁ』

リコ『私がAさんのこと忘れさせてあげる』

俺はリコの意志の強さとしつこさに負けて

2人で飯に行った

リコもアクロバットをやっとって

その話で盛り上がった

リコの第一印象は変なJKで

面倒くさい存在やったけど

話してみると案外マトモで

仕事も学業も両立しとる奴やった

Aくらいしか

仲ええ女の子がおらんかった俺は

3個下のリコと話すんは新鮮で案外楽しかった