今日:12 hit、昨日:679 hit、合計:97,239 hit
小｜中｜大
ヒヤヒヤ ページ7
次の日の朝、教室に入って席に着くと、隣の席に座っている誠也が私を見るなり声を上げた。
誠也「思い出したわ！！」
「何？」
誠也「凛に似とるわ！！」
朝から何を言ってるんだろう。
誠也「昨日な？カフェで困っとる女の子がおってん！それで助けたんやけど、
その子どっかで会ったことあるなと思ったら、凛にそっくりやったわ！」
「へ、へぇ〜」
お願い、それ以上言わないで！
誠也「そのままナンパしようかと思ったけど逃げられた」
ナンパしようとしてたのかよ！
逃げてよかった。
奢ってくれたのはありがたいけど…
健「俺も会ってみたいわぁ〜凛似の女の子！」
正門「気になるな〜？」
誠也「超可愛かったで？
連絡先聞けばよかったわ！また会えへんかな」
連絡先、もう持ってますけどね。笑
助けてくれたお礼はしてあげたいけど、どう考えても難しい。
また女の姿で会うわけにもいかないし。
次会ったらバレてしまうんじゃないかとヒヤヒヤする。
とりあえず心の中で誠也に感謝した。
しばらくありのままの姿での外出は控えよう…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 422人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もなか | 作成日時：2024年2月22日 23時
