これは恋？ ページ41
誠也「でも、遊びちゃうから」
「え？」
誠也は真剣な眼差しで私を見る。
誠也「Aの正体が凛だってこと知っても、俺の気持ちは変わらんかったし。」
「誠也…」
誠也「でもAは晶哉が好きなんやろ？」
…え？
今、なんて？
私は晶哉のことが好き？
「ちょ、ちょっと待ってよ！
私がいつ晶哉のこと好きなんて言った？」
誠也「見ればわかる。
お前全部顔に出るもん」
「嘘…」
そんなに、顔に出てた？
私って晶哉のこと好きなの？
自分でも気付いてなかったのに…
確かに晶哉に頭撫でられたりするとドキドキするけど…。
これって恋なの…？
誠也「でも俺、すぐには諦められへん。
晶哉やなくて俺を好きになってもらうから！」
誠也はそう言って立ち上がり、帰って行った。
ー−−−−−−
「はぁ〜…」
ベッドに寝転がる。
何だか複雑な気持ち…
私は高校を卒業するまで恋はしないと決めていた。
だって、高校生の間だけは女じゃないから。
なのに私ってば、晶哉に恋した……？
でも誠也がああ言ってたからって、決まった訳じゃない。
これは私自身にしかわからないことなんだから。
だけどもし恋だとしたら、その気持ちは封印しなければならない……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 423人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もなか | 作成日時：2024年2月22日 23時
