何考えてるの？ ページ35
ついに二学期が始まった。
憂鬱な気持ちで登校して、教室の前で立ち止まる。
なかなか踏み出せずにいると、後ろから誰かに肩を叩かれた。
「ひっ！」
正門「なにその声。笑」
「あ、お、おはよう」
正門「おはよ、笑」
ビビりすぎて変な声出てしまった…
正門から逃げるように教室に入って席につく。
誠也は…まだ来てないみたい。
誠也「よっ！」
と思ったら、意外にも早く姿を見せやがった。
誠也「みんなに報告ある！
俺、彼女できたわ！」
は？
え、言うの？
健「え！今度はどんな子なん！？またどーせすぐ別れるんやろ？笑」
誠也「それがなんと、前から言ってた凛そっくりの子！！」
「「「はっ？！！！！」」」」
晶哉「……！？」
みんなに言う必要ある！？
何考えてるのよ！
チラッと誠也を見るとバッチリ目が合って、ニヤニヤしてくるからすぐに逸らした。
あぁもう帰りたい…
机にうつ伏せようとすると、スマホが鳴る。
それは晶哉からのLINE。
チラッと斜め後ろを見ると、LINE見ろというように顎でスマホを指す。
LINEを開くと…。
"どういうこと？"
"誠也くんと付き合ったん？"
どうしよう。
晶哉にはちゃんと言ったほうがいいかな。
返信に悩んでいると、また何か送られてくる。
"昼休み図書室集合な"
少し悩んで、わかったと一言だけ入れた。
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作者名：もなか | 作成日時：2024年2月22日 23時
