やらかした私 ページ32
家に帰って来て速攻、浴衣を脱ぎ捨てる。
今日は楽しかったな〜!
晶哉といると、すごく安心できる。
…まぁ、私が女だってことを知ってるからっていうのもあるけど。
それにしても……。
誠也に告白されたのは驚いたな。
断るしかなかったんだけどね。
でも、あの場を離れる時に誠也は明らか晶哉のことを睨んでた。
私のせいで喧嘩にならないといいけど…。
少し心配しながら、メイクを落としてウィッグを外す。
と、その時。
インターホンが鳴った。
晶哉かな?
「はーい」
私は何の疑いもなくドアを開けた。
「え、」
だけどやって来たのは晶哉ではなく、
誠也だった。
誠也「…凛?
…それとも、Aちゃん?」
誠也はいきなりそう言った。
やばい…
慌ててドアを閉めようとすると、足を入れられて阻止される。
誠也は無理やりドアを開けて中に入って来た。
「ちょっ」
靴を脱いでリビングに直行する誠也の後を慌てて追う。
誠也「どーゆんことやねん…」
誠也は驚きを隠せない表情をする。
その視線の先にあるのは、先程脱ぎ捨てた浴衣。
やってしまった……
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作者名:もなか | 作成日時:2024年2月22日 23時