絶対にバレるな！ (ページ2)

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テスト勉強ページ2

もうすぐ期末テスト。   

勉強は全くと言っていいほどできない私。

    「正門！勉強教えて！！」   

お願い！と、顔の前で手を合わせて後ろの席の健を見る。

   クラスでよく上位の成績なのはいつも正門。    

正門「ええけど」      

「ほんと！？ありがとう！！」      

誠也「俺もな！」  

晶哉「俺も俺も！」

  リチャ「俺も」

健「俺も！」   

はいはい！と手を挙げながら群がってくる奴ら。

   「お前らはうるさいからだめ！！」   

全員「はー！？なんでなん！！！」

    健「じゃあみんなで凛の家でやろーや」     

「は！？図書室でいいじゃん」 

一斉にみんなが私を見つめる。
その圧力に負けた私。

「……わ…わかったよ」

 健「じゃあ決まりな！凛の家で！」

全員「いえーーーい！！」

   いや、家に来て困ることはないんだ、けど…    

一応、家には女物の服やメイク道具もある。

   兄や中学の同級生と会う時は普通にありのままの姿になってるから。

    こういうこともあろうかと、ちゃんとしまってはいるし、  勝手に収納をあさったりすることもないだろうけど、やっぱり少し不安。    

けど、勉強するだけ！

  きっと大丈夫だよね！    

あまり考えすぎないようにしよう。