別人のような態度 ページ8
晶哉がくれた解熱剤の効果でなんとか私は生放送で無事パフォーマンスを終えることができた
楽屋に戻った瞬間、体の限界で楽屋のソファーに座り込む
モモ 『A大丈夫?』
メンバーのモモはAのしんどそうな顔とほんのり赤く染まる頬を見て熱があるのだと気づく
モモ 『今日朝からずっと熱あったんでしょ』
モモはAの頭を撫でる
モモ 『いいかげん無理せずに私を頼ってよ!何年の付き合いだと思ってるの?私はAの親友なんだから』
「ありがとう」
数分後、マネージャーが楽屋に入ってくる
マネ 『車出しとくから5分後に地下駐車場で待ってる』
地下廊下を歩いていると私服姿の晶哉と遭遇する
お互いに無言で見つめ合う中
先に晶哉は私の横を素通りして歩き始めた
「待って!」
晶哉は立ち止まった
「あの差し入れ…晶哉でしょ」
晶哉は私の顔を見ようとしないし返事もしない
その時健と大晴が楽屋を出て廊下を歩いているとAと晶哉が視界に入る
小島 『大晴、ちょっと止まれ』
大晴 『どしてん』
健は壁の死角から晶哉とAの様子を見つめる
「ビックリマンチョコ入ってた」
晶哉 『ふはっ笑 覚えてんねや』
「覚えてるよ、おかげでステージ立てたから…本当にありがと」
晶哉 『話終わった?俺早く帰りたいねんけど』
「何その態度」
晶哉 『お前に言われたない…JYPの練習生だったことなんで黙ってたん?
「それは…」
晶哉 『俺は隠し事したことなかったで?』
晶哉はAがクリスマスに男と一緒にいたことを思い出していた。
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作者名:もなか | 作成日時:2023年11月13日 23時