晶哉side ページ38
晶哉side
4月には俺も高3になった
進路を決める大事な時
ようやくJr.でグループに所属することが決まった
グループでの活動が増え
その勢いに乗って
個人活動もどんどん増えてって
撮影の為に東京に行くことも多くなった
応援してくれるファンのみんなの
期待にも応えたいし
はよデビューしたいって気持ちが強くなってた
クリスマスの日
東京で関西Jr.の少クラの撮影を終えた俺は
どうしてもイルミネーションが見たくて
暇そうな太郎を誘った
太郎とイルミネーション見とったら
遠くにAと知らん男が歩いとるんが見えて
太郎を置いて追いかけてしまう
距離が近なって声をかけようとした瞬間
知らん男とキスしとるA
俺は衝撃で言葉もでんくて
太郎も気にせんと
何一つ喋らんと宿泊先のホテルへ向かった
太郎は俺を心配して
太郎 『なんかあったらいつでも呼べよ』
そう言ってくれた
部屋についてAがくれたマフラーを取ろうとした時
Aを思い出す
あんなシーン見てもAを全く嫌いになれへんし諦められへん
久しぶりにAを見ても可愛かったと思う俺は
相当Aが好きなんやと思う
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作者名：もなか | 作成日時：2023年11月13日 23時
