プレゼント ページ34
おじさん 『Aちゃん!?どうしたんだい』
私はプレゼントが入った箱をおじさんに渡す
「おじさんにお願いがあるの。来週の13日がね晶哉の誕生日だから渡して欲しいんです」
おじさん 『Aちゃんが直接渡すべきだよ』
「直接渡せないからお願いしてるんです…私、今日東京に引っ越すから…」
おじさん 『え?そうなのかい?』
「はい」
おじさん 『でも晶哉くんと仲も良いしお家に行って渡すとか今後会った時に遅れて渡すとか』
「もう晶哉には会わないって決めたんです」
おじさんはしばらく黙り込んだ後私に問いかける
おじさん 『Aちゃんは晶哉くんのことがすきなんじゃないのかい?わしはね、いつも2人はもうすぐ恋人同士になるんだろうなって思いながら見守ってたんだよ』
おじさんが私に優しく問いかける声に
涙が溢れてしまう
「晶哉が好きだけど晶哉の邪魔はしたくない」
おじさんはしばらく考え込んでたけど
おじさん 『わかったよ、泣かないでAちゃん、おじさんも大好きな2人が結ばれて欲しくて意地になってたんだ。ごめんね』
やばい涙が止まらない
おじさんごめんね
「晶哉に渡す時はおじさんからって伝えて欲しいです」
おじさん 『Aちゃんの言うとおりにするよ』
「ありがとうございます…晶哉のこともよろしくお願いします」
おじさん 『わかったよ…Aちゃん』
「はい」
おじさん 『いつでも遊びに来て良いんだからね?おじさんはいつでもここで待ってるから』
「はい!」
私この教室が大好きだったな
温かい人に恵まれて本当に幸せだった
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作者名:もなか | 作成日時:2023年11月13日 23時