検索窓
今日:95 hit、昨日:116 hit、合計:44,906 hit

運命 ページ28

準備が終わって部屋を出ようとした時










JYPの社長であるパクジニョン PDから電話が入る











PD 『来年の4月にデビューが決まった!
  それでAには3月の高校の卒業式が終わったら
  東京に来てもらってデビュー準備をしてもらう」












「大阪でもレッスンできるのに東京に引っ越すんですか?」











PD 『東京の方が設備が揃っているし上層部とも連携が取れやすいんだ』










「…なるほど」











PD 『親御さんにも担当者から説明するよ。3月末には引っ越しだから準備しといてね?』












『はい』











PD 『Aはデビューできて嬉しくないか?』










「いや!デビューできて光栄です。嬉しいです!デビューまでの期間も気を抜かずに頑張ります」










PD 『ならよかった。元気がないようにみえたから』










「そんなことないですよ笑」











PD 『じゃあ4月に東京で会おうね』












そう言って電話を切るパクジニョン PD












私は複雑な心境で座り込む











夢のデビューが決まったことは物凄く嬉しい












と同時に現実を見させられた












私はアイドルを目指す練習生なのに












なに晶哉に告白しようとしてたんだろう












もし付き合えたとしても













晶哉だってジャニーズとしてデビューする予定なのに














私の身勝手な気持ちで晶哉の夢を壊してはいけない












デビューもしていない私達が













練習生の立場で恋愛しているとなると














処分を喰らうことも想定できる
















夢を掴むには恋愛は諦めなければならない














そう判断した私は

















晶哉に告白もしないし



















明日からもう会わない



















そう決めた











でも

















今日早起きしてメイクもして髪も巻いてよかった



















最後くらい



















晶哉の目に映る私は



















可愛くいたい

告白→←バレンタイン



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
192人がお気に入り
設定タグ:佐野晶哉 , 小島健 , Aぇ!group
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もなか | 作成日時:2023年11月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。