U R (ページ24)

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近距離ページ24

晶哉への気持ちに気づいてからも

変わらない毎日を過ごす

気づけば12月になっていた

レッスン終わりに鳴る通知音

晶哉『クリスマスツリーの点灯式行かへん？』

晶哉からの誘いが嬉しくて

「いく！」

即答だった

クリスマスツリーの前で待つ晶哉に手を振る

晶哉『あと2分で点灯するって！急ぐで』

晶哉は私の手を握ってツリーの前方へ急ぐ

晶哉の手ってこんなに大きいんだ

物凄く見やすい位置まで連れてきてくれた晶哉

ツリーが点灯してその美しさに見惚れる

「うわー、綺麗」

晶哉『ほんまやなー』

「きれいだね？晶哉！」

晶哉の方を振り向くと

晶哉の顔が目の前にあって

あと少し動いたらキスしてしまいそうな

距離感だった