不機嫌? ページ17
「晶哉、アイス食べたい」
晶哉 『ええなぁ、食べよ』
晶哉 『すいませんアイス2つ』
男 『あいよー、あ!今日君ドラム弾いてたよね?』
晶哉 『はい!』
男 『マジで上手かったしかっこよかったよ!』
晶哉 『まじすか!先輩ありがとうございます!』
晶哉が凄く嬉しそうなのが伝わって自然と私も微笑む
私が晶哉の分もまとめてお金を払おうとした時
晶哉が払ってくれた
「え、いいよ払うから」
晶哉 『来てもらったからお礼くらいさせてや』
「私が来たくて勝手に来ただけだし…」
晶哉はアイスを私に渡してきて笑顔で言う
晶哉 『溶ける前にはよ食べよ』
今日の晶哉は調子狂うな
アイスを口に入れると広がる甘さに
「うまぁ」
晶哉 『Aってほんまうまそうに食うよな』
その後も晶哉と2人で屋台を回っていると男の人に声をかけられる
男 『お姉さん可愛いからたこ焼きサービスするよ』
「え!行きます!」
晶哉 『おいA』
男の先輩は無料で私にたこ焼きをくれる
「本当にありがとうございます!」
男 『まじで可愛い…よかったら連絡先とか』
女 『女ナンパしてないであんたはよ片付けろや!』
男 『うわ、怖!じゃあかわいこちゃんじゃあね〜』
男の先輩にお辞儀をして振り返ると真顔の晶哉がいた
「まさや?」
晶哉 『連絡先おしえよーとしてたん?』
「え?」
晶哉は頭をかきながら呟く
晶哉 『あかん、今の忘れて』
お腹空いてるのに待たせたから怒ってるのかな?
「晶哉、一回口開けて」
私は晶哉の口にたこ焼きを突っ込んだ
「おいし?」
晶哉 『うまい』
「じゃあ私も食べよ」
晶哉 『毒味かよ俺』
「お腹空いてるかと思って…あと連絡先教える気はないよ」
晶哉 『そーなん』
急に笑顔になって機嫌が良くなる晶哉に疑問を持ちつつも
そんな晶哉が物凄く可愛かった
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作者名:もなか | 作成日時:2023年11月13日 23時