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『ははっ』
A 「なに？」
『なんもない』
A 「だる」
数あるピアノ曲の中でAと好きな曲が同じ
そんな些細なことやけど
なんか嬉しかった
俺は相当単純やな
A「話変わるけどさ、晶哉ってなんでもできるよね」
『いきなりやな…でもそんなことないで？』
A 「アクロできて歌もピアノもダンスも…
晶哉にしかできない強みだと思うし
ジャニーズ詳しくないけど
晶哉は絶対デビューできるよ…だって
私、今日バンド見たけど
晶哉にしか目いかなかったもん笑
知り合いだからとかじゃなくて
冗談に聞こえるかもしれないけど本当に輝いてた」
なんやそれ……
こーゆーとこやで
普段ヘラヘラしとる癖に
俺の目を見て裏表のないまっすぐな言葉をくれる
「晶哉？聞いてた？私の話」
そう言って笑うA
ようやく気づいた
Aを笑わせるんは俺がいい
ずっと俺のそばにおって欲しい
俺はAのことが
好きだと気づいた瞬間やった
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作者名：もなか | 作成日時：2023年11月13日 23時
