文化祭 ページ14
アクロバット教室が閉館まで自主練をして
晶哉と2人で駅まで一緒に帰るのが
いつからか日常になっていた
晶哉 『もうすぐ文化祭あんねんけどさ、めっちゃ楽しみやねん』
「何するか聞けばいい？」
晶哉 『なんなんその言い方、冷たいなぁ素直に何するの？とか聞けや』
「めんどくさ笑…なにするの？」
晶哉 『バンドやんねん！俺ドラム』
「え！すごいじゃん！！できるの？」
晶哉 『練習中…でもだいぶ仕上がってきたかな、本番来週やし』
「そうなんだ！がんばれ！」
1週間後
晶哉には内緒で晶哉の高校の文化祭に来てみたはいいものの…
ライブ会場の体育館が全く見つかんない…
開始時間も聞いてないし終わっちゃったかな〜
と思った時
大きな歓声と大きな楽器音が校内中を響かせた
「これだ」
音のなる方についていくと
物凄く笑顔でドラムを操る晶哉がいて
歌声もすごく綺麗で
私の知ってる生意気な晶哉じゃなくて
なんか
『かっこいいじゃん…」
観客がステージ前に駆け寄る中
私は体育館の入り口に立ち尽くしていた
それほど晶哉から目が離せなかった
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作者名：もなか | 作成日時：2023年11月13日 23時
