夢十夜 5 ページ45
(side 河村)
花火デートの当日。
僕はに前日に試験が終わったため
朝から家でのんびりしていた。
今日のプランをシュミレーションしながら
待ち合わせまで最近買った小説を読む。
待ち合わせまであと少し・・・
待ち合わせ20分前。
+10分くらいはセーフだと思っていた自分が
時間前行動できるようになるなんて
やっぱり愛の力は偉大だと思う。
スマホをいじっていると
「河村さん」
甘い声で僕を呼ぶ。
色白なAちゃんに
紺地の浴衣は良く似合っていた。
髪の毛をアップにしているから
うなじの白さがよく目立つ。
周りの男もチラチラと彼女を見ている。
変な男たちに可愛いAちゃんを見せたくなくて
僕たちは足早に花火会場へ向かった。
ワイワイガヤガヤ
子供からお年寄りまで
本当にたくさんの人が集まっている。
目の前には屋台がずらっと並び、
美味しそうなにおいが漂っている。
その時誰かが彼女にぶつかった。
少しバランスを崩す。下駄のせいで歩きにくそうだ。
Aちゃん。
僕は優しく彼女の名前を呼び、右手を差し出す。
手を取った彼女は
はにかみながら握りしめてくれた。
たこ焼き、フライドポテト
かき氷・・・
鉄板の屋台メニューを買い込み、
花火会場から少し離れた川沿いに来た。
ネット情報によると
会場付近大混雑だから少し歩くけど
この川沿いで見るのがオススメとあったが
その通りだった。
どちらかというとカップルが多めで
騒がしくない。
彼女が持ってきたレジャーシートの上に座り
花火を見る。
浴衣に花火、
カップルにとってはとっても良いシチュエーションだが
僕は赤の花火はストロンチウムが・・・
とついつい余計なことを口走ってしまう。
Aちゃんは、
このかき氷とお揃いですね、
と笑いながらかき氷を口に運んだ。
氷で濡れて
彼女の唇がてらてらと光る。
紳士でありたい、誠実でありたい。
そんな僕の気持ちを壊すかのように
彼女の唇は魅力的だった。
じっと見つめる僕の視線に
「河村さん？どうかしましたか？」
彼女は首をかしげる。
純粋な彼女に
僕の湧き出る男の欲なんて
頭にもないだろう。
でも無垢な彼女を
僕色に染めたい。
花火のせいか
○んだ瞳で問いかける彼女に
僕の理性ははじけ飛んだ。
っくちゅ・・・
初めてのキスはイチゴの味がした。
彼女の柔らかい唇に
角度を変えて何度もキスをする。
2人の唾液が混ざり合う。
月と花火が僕たちを見ていた。
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かなと - ルールを守る気も理解する気もない悪質なユーザーとして違反報告します (2019年8月18日 21時) (
レス) id: ba1b78c8bf (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 何度も言いますがオリジナルフラグをお外し下さい違反です。編集画面にも注意がちゃんとあります。読まない、読めない、理解出来ないなら活動はおやめ下さい。オリジナルフラグを外されないなら違反報告します (2019年8月18日 20時) (レス) id: ba1b78c8bf (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月18日 20時) (レス) id: ba1b78c8bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中村優里 | 作成日時：2019年8月18日 20時
