実況者と絵師 (３)【男主】 (ページ5)

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4*右耳ページ5

「うっそA君昨日お誕生日ッッ!!!!!!!!」

「ほらー！おついちさんも知らなかった!!!!」

「俺はしってたもんね」

「アンタはもともと知り合いでしょうが!!」

弟者君がおついちさんに例の事を教えた途端に彼と同じような反応をした。そんなにびっくりするだろうか、たかが誕生日……。

「な、A」

『え？うん』

「俺はしっかりしてっからなー、弟者と違って」

何のマウントだよめろやん……。
あーあー、弟者君がめろやんを睨み始める。
ご飯中に喧嘩はやめてください。

「何もらったの」

『え？』

「めろさんに！何もらったの！！」

弟者君、ご飯中に叫ばないの。

『えっと、ピアス貰った。ね、めろやん』

めろやんにはピアスを貰った。
片耳タイプの桃色の石がショートのチェーンにぶら下がってるオシャンティーなやつだ。流石昔からの付き合いもあって俺の好みを把握してるな！！

「ピアスねぇ…」

おついちさんが目を細めて俺を見る。
なんですか怖い。

「その今右耳に付けてるやつ？」

『あっはい、そうです』

「見んなおついち」

「うるせ！！」

ぶら下がるタイプのピアスって凄い好きだ。
金属とか石が自分の耳元で揺れるのが心地いい。
つくづく自分が金属アレルギーじゃなくて良かったと感じる。

「俺も早く知ってればなぁ～、今は準備できないから兄者の鶏肉あげちゃう」

「おいてめぇ」

お誕生日おめでとうA君～なんて言いながら俺のさらにどんどん鶏肉を盛っていく。まあ昨日なんですけどね、

周囲がわちゃわちゃしている中、弟者君がまた叫んだ。

「俺のじゃがりこだって凄いもん!!!!」

期間限定でした。