実況者と絵師 (３)【男主】 (ページ16)

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15*口論ページ16

唐突に現れたパツキンの男。
こいつは……俺を助けたって解釈して良いのか？

「ほんじゃ、行きましょオニーサン」

『はっ？え、あ』

手を引かれ、今度はトイレの外へと連れて行かれる。
殴られた腹はまだ苦しいが、そんなのもお構いなしにパツキンは俺を外へ外へと引っ張っていった。

そんな状況にあのクソ男が黙っているわけもなく、俺とパツキンの間に入って一言、

「何のつもりですか？」

そう言った。

何のつもりですかじゃねーよ、逆にこっちが問いたいくらいだよ……。

俺の空いた手をギッチリと掴むその手は汗ばんでいて、酷く気持ちが悪かった。
それにコイツ勃ってんだよなぁ……。
まじイカれてやがる。

こんな見ず知らずのド変態のコレでおかされる状況を回避できたことに感謝しなくては……。

「何って、お前がしようとしていた事を阻止したつもりだったんだけど」

「阻止……？」

「うん」

パツキンの言葉に男は理解できないという風に首をふった。

「まるで俺が無理矢理この子とやるみたいない言い方じゃないか……」

なんやこいつ！！？？

「俺達はあくまで同意の上で……この子が俺におかされても良いからまた俺の前に現れたから」

「名前も分からない癖にか？」

「っ、」

ヤメロー俺の間で生々しい話をすんじゃねぇーー。
耳からはいる言葉一つ一つに鳥肌が立つ。

その前に、撮られた写真どうしよう……。