秘密 ページ21
弟｢なぁ兄者！！もう少しとばせねえのよ！！｣
後部座席から弟者が騒ぎ立てる。
兄｢これが限界だ！お前は大人しく座ってろ！｣
アクセルを最大限まで踏み、夜道を走る。
兄｢メロさん、まだつかねぇのか！？｣
メ｢まだ先だ｣
まだ、か…。
不安になってくる。
なにかされてないか、傷付けられてないか。
俺の責任だ。
相手が武器を持っていたことを考えていたら…。
騙されてなかったら…！
兄｢お嬢……！！｣
これ以上沈むことの無いアクセルを更に強く踏んだ。
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
おついちさんが、一瞬キョトンとした顔になった。
そして直ぐに、
乙｢あー！ごめんごめん、説明がなかったね！｣
いつもの笑顔をつくった。
乙｢君のお父さんねぇ、…あるものを発明したんだよ｣
『あるもの…？』
乙｢そう。すっごいおくすり｣
すっごいおくすり？？
おくすり…………薬？
なんだそれ…。
乙｢ちょっとアレなものとかじゃ無いよ！｣
安心してね〜と言う。
まず、ちょっとアレの意味が分からない。
(彼女は純粋です。)
『薬…どんな？』
今更になってまた指先が痛み出した。
乙｢えーっと、相手の体内に薬を注射するとなんでも言うこと聞くようになるって言う…｣
なんでも？
そんなものがあったら…
乙｢その薬は今、後ろの方にある箱の中にあるんだけどぉ…｣
後ろを頑張って振り返ろうとする。
乙｢お嬢さん、こちらですよ｣
おついちさんが、椅子をぐるりと回した。
なんかよくわかんないな…この人。
前を見ると、確かに大きな金庫のようなものがある。
乙｢アレを開けるには番号が必要で、3回失敗しちゃうと爆破する仕組みになってんの｣
爆破…。
ああ、だから、
薬を手に入れるために番号を…。
でも、そんなの一切知らない。
『……あの、』
乙｢ん？｣
ふと、疑問に思ったことを聞いてみる。
『おついちさんは、なんでここにいるんですか？拷問なんて、したいんですか…？』
人間性があれば、拷問なんて…。
乙｢したくないね｣
『…！！』
乙｢―――でも、｣
言葉を続ける。
乙｢やらないと、僕が殺されちゃうんだよ？？｣
そして、また笑う。
目は笑っていなかった。
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マーチ(プロフ) - タコ草さん» あ、小説見てくれたんだ…！わぁぁああ！ありがとうございますぅうう！うれしい…！頑張ります！お互い頑張りましょ！ε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉ (2019年3月4日 22時) (
レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - それと、マーチさんの御三方のマフィアパロ、すっごく好きです…！！頑張ってくださいね♪( ´▽｀) (2019年3月4日 22時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - ありがとうございます(´∀｀*) (2019年3月4日 22時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
マーチ(プロフ) - タコ草さん» はい！体調崩さないように気をつけてください( ^_^) (2019年3月4日 22時) (レス) id: e1f37b1211 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - コメントありがとうございます！！うわー嬉しい･:*+.これからの励みになります(*^^*)更新、頑張りますね！ (2019年3月4日 22時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タコ草 | 作成日時：2019年1月9日 21時
