太刀川さんの仲良しさん(ワールドトリガー) (ページ2)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,239 hit

1 とある日のボーダー本部ページ2

太刀川隊隊室でのできごと。

「太刀川くん、太刀川くん、」
「どうかしたのか、窪田」
その日、AはＡ級1位の太刀川隊の隊室に訪れていた。
「この漢字と、この単語スペルが違う。なおして。」
太刀川の大学のレポートを手伝うために。しかも太刀川の提出期限
がギリギリのレポートを手伝う羽目になるのは今日が初めてではなく、
太刀川が大学に入学した時からずっと太刀川が溜めるたびにAが手伝っていた。
「…やっといて…」
因みにこの日太刀川は一睡もしていない。
「は？何言ってんの、自分でやって。」
それでも容赦をしないA。流石にプロフィールに「人に優しく」と書いてあると
言っても甘やかすのと優しさは違う。伊達に太刀川と5年間関わっていない。

》暫くして《

「「お、終わったぁ～～～」」
机に突っ伏す太刀川と伸びをするA。レポートを終えた達成感の余韻に浸っていると
Aが提案するように言う。
「つまんないレポートも終わったし、模擬戦しようよ、太刀川くん」
というか彼女は最初太刀川を模擬戦に誘うために隊室に来ていたのだ。
「おっ、いいぜ、やろう。さっさと行くぞ、A」
模擬戦ということばを聞くと一気に元気になる太刀川を見て微笑ましい気持ちになるA
「そうだね、早く行こう。慶くん」
そう言って二人は隊室を退室した。

----------------------------------------------------------------------

模擬戦の話とかになると名前呼びになってしまうんです。
二人して戦うの好きなんです。