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Shime
撮影中から、如恵留の反応が鈍くなっていていることは分かっていて、それでもカメラマンさんの言葉にはちゃんと対応していたから、そのままにしておいたけどやっぱり熱があがっちゃったみたい。しずが背負って楽屋に連れてきたけど、急に過呼吸起こしちゃった。
「のえるー、大丈夫だからね、息吐いてー」
俺の腕を必死に掴んで、なんとか落ち着こうとしているんだと思うけど、熱も高いせいか、なかなか呼吸が落ち着かなかった。
「しめ、代わるから着替えちゃいなよ」
「あ、うん、ありがとう」
ちゃかちゃんが場所を変わってくれて、その間に私服に着替える。締め付けの強い服は普段着で着ないようにしてるって言ってたし、如恵留も着替えさせてあげなきゃ。
「ちゃか、ありがとう。如恵留も着替えたほうがいいよね。デニム苦しいよきっと」
「ごめ、ん、ごめんね、」
「如恵留、大丈夫だからね。なんもしなくていいから。カバン開けるね」
如恵留のバッグを開けると、今日着てきた私服の他に、着やすそうなスウェットが入っていた。こっちの方が楽でいいかな。
「スウェット持ってきてたんだね。誰に会うわけじゃないし、こっちにしちゃおう。なんも考えなくていいから、呼吸だけ頑張って」
少しまともに息ができるようになってきた如恵留に声をかけながら、大判のバスタオルの下で着替えをさせる。
「着替えたらトイレ行く？」
そう聞くと如恵留は大きく頷いた。
「よし、できたよ。ゆっくり起きよう」
一旦車椅子に乗せて、広いトイレに連れて行く。普段は1人でできるけど、心配で移乗まで手伝ってきた。
「ダメだったら呼んでよ。前にいるからね」
一旦外に出て待っていると、中から、しめ、という今にも消えそうな声が聞こえてきた。
「入るよー。支度はできたんだね。じゃあ車椅子移ろう」
殆ど身体に力が入らない如恵留を抱き上げて、車椅子に座らせる。手を洗って楽屋に戻ると、みんなが俺と如恵留の荷物もまとめてくれていた。
「如恵留の病院、今から来て大丈夫だって。マネージャーさん連絡してくれた」
「そっか。じゃあ、俺付き添うよ」
「大丈夫？」
「うん。大人数で行ってもあれだし。この後ないし、明日午前中空いてるから、心配しないで」
「よろしくね、しめ。連絡して」
「わかった」
「みんな、ごめんね、」
「謝らなくていいから。ゆっくり休んで」
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イカ(プロフ) - 6chanさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません💦いつもありがとうございます！ (2023年2月24日 21時) (
レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
6chan(プロフ) - いつもはポワポワしてるしめちゃんがお兄ちゃんぽくなるの、好きです！ダンスウィズミー！な松松が可愛すぎます^^ (2023年2月19日 0時) (レス) @page46 id: a5e0642739 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - 6chanさん» コメントありがとうございます！感想いただけて嬉しいです。少しづつですが更新していきますので、楽しんでいただけると嬉しいです！ (2023年2月12日 16時) (レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
6chan(プロフ) - 毎日楽しませてもらっています。いろいろな視点が切り替わって読めて楽しいです。力持ちしーくん、頼りになりますね^^ (2023年2月12日 0時) (レス) @page26 id: f726c31193 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - 6chanさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるよう、頑張ります！ (2023年2月6日 7時) (レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イカ | 作成日時：2023年2月5日 17時
