僕のものになりなよ。 7

320 貴方side ページ40

“カタンっ”


A「…お邪魔します……」



言われるがまま、


もう何度目かの侑李の部屋。



知念「荷物、こっち(寝室)置いとくよ？」



A「ありがとう。」



っていうか、


こんなに甘えちゃってていいのかなぁ？


もしまた…今度は侑李と、


写真撮られたりしたら…？



A「…侑李、

私やっぱり………」



クルリっと踵を返せば、


後ろからそっと手が伸びてきて、


ドアが開かないように押さえつけられる。



知念「どこに行くつもり？」



声のトーンがいつもより低くなって、


機嫌が悪い事は想像できた。



A「雄也んちにでも…」



知念「他の男の家に、

…僕が行かせると思う？」



A「……ﾌﾘﾌﾘ…(首を横に振る)」

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