僕のものになりなよ。 5

214 貴方side ページ25

それから数週間後の深夜22時過ぎ、


テーマパークのエントランスには、


私と侑李の二人。








数時間前…



知念「えっ！

なにそれ…

なんでそんな話受けたの？」



A「…ごめんなさい…

けど、話の流れ的に断れる雰囲気じゃなかったって言うか…」



知念「だからってなんでダブルデートな訳？

めんどくさ…」



侑李がこうゆう事一番嫌いなんだって事は重々に承知してるんだけど、


それでもどうしても断れなかった理由…


そう、彼女はまだ…



A「…私達の事疑ってる…」



知念「そんなの勝手に言わせておけばいいだけじゃん」



A「そうゆうわけにはいかないよ…」



第三者に、


ましてや少なくとも侑李に気がある彼女に…


こんな事バレたらどうなるかなんて…考えただけでも怖いのに。



知念「…わかった。

Aの言い分はよーくわかりました。

だったらさ、やるからには…徹底的にやってやろーじゃん。」



A「ほんと？」



知念「僕を誰だと思ってるわけ？

僕の演技力なめんな」



このあと…どうゆう事になるかなんて、


ちゃんと理解してなかった私は、


安易に考えていた私は…


こうやって、


たまに出てくる男言葉に、


不覚にもドキッとさせられてた。

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