virtual butterfly 3

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ー山田sideー



あれは…



クリスマスを翌週に控えて、



『今年1番の寒さです。』



『この様子なら、ホワイトクリスマスもありえるのかな？』



お天気予報の綺麗なお姉さんと、


コメンテーターが…確かそんな会話をしていた。



期末テストも終わって、



いよいよ来週から冬休みが始まる…



って、まさにそんな時だった。




中島「あれ、

やま…Aと一緒じゃねーの？」



下駄箱前で、


裕翔に声かけられて、


それと同時に感じた違和感は、



山田「…いや…

まぁ…ちょっと呼び出しくらって…」



中島「…なるほど…

やまも相変わらずモテますね〜」



山田「っていうか、裕翔こそ…こんなとこで何してんの？」



中島「何って…」



山田「裕翔と帰れって言っといたのに…」




“バタバタバタ…”




慌ただしい足音がこちらへ近づいてきて、



嫌な予感がした。




『…はぁはぁはぁ…』




中島「…どうした、

美山…？」




美山 優香




Aの…唯一の友達だと思ってた。




美山「…涼介くん、

どうしよう…

どうしよう…」



山田「ん？

なに？」



中島「美山一旦落ち着こうか…」



美山「…Aが、、、







向山くんと………浮気してる…」

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