セブン VS BEST 5章

バトル 176 ページ16

山田「…なぁ、」



A「…ん？

なに？」



山田「…東京…帰るか、、、」



A「…へっ！？」



急な話に、


驚きを隠せないでいた私。



山田「…帰って来いって、

知念がうるさくてさ…

仕方ねーから…帰るか？

東京…」



皮肉めいた言い方だけど、


涼介くんもまんざらでもない様子で。


その言葉とは裏腹、


その顔は薄っすらと笑っているようにさえ見えた。


涼介くん、


なんだかんだ言っても侑李の事好きなんだよな…笑


侑李には甘いって言うか…


ちょっとだけ…


ほんのちょっとだけだけど…



A「…嫉妬しちゃうな、」



山田「…ん？

なんか言ったか？」



A「…なんでもない、」



山田「…はぁ！？

お前俺に隠し事とか100年はえーから、」



A「…えっ、

ちょ、ちょっと…待って…」



山田「ほら、

なんて言ったか言ってみろよ、」



A「…き」



山田「あ？

なんだよ、」



A「…好きだよ、

涼介くん、」



山田「…っっ//」



私がそう言えば、



さっきまでの威勢はどこへやら？



頬を赤く染めて、



彼は照れ隠しに…



山田「…うっ、

うぜー」



憎まれ口をたたく彼だけど、


知ってる、


本当は涼介くんも、



『…俺も』



ポツリと呟いた事。





『…俺の方が

大好きだよ、

お前の事…』





END…♡

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←バトル 175

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す