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4名掛のソファー席の向かいには、
“ヂュー”
っとストローを咥えて、
美味しそうにドリンクを飲み干す彼の姿。
このお店に入ってすでに30分が経とうとしていた。
“ポロン”
携帯にはメッセージを知らせる機械音と、
そのすぐ後に、
“ぶー
ぶー”
着信を知らせるバイブ音が鳴り響いて。
向かい側に座っていた彼が、
見兼ねてそっと手を伸ばす。
中島「貸して。」
半ば強引に奪い取られた携帯電話の通話ボタンをタップして、
中島「…あ、もしもし知念？
うん、俺、裕翔！
今一緒にいる。
大丈夫だよ、ちゃんと送ってくから…
うん、じゃあまたね。
…はい。」
役目の終わった携帯電話が、
そっと目の前に置かれた。
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作者名：マリリン♪
| 作成日時：2017年4月23日 16時
