お得意様。6【yuri.C】

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“ガチャリ”




知念『…どうぞ！』




A「お邪魔します…」




知念『先座ってて！

今、紅茶持ってくるね。』




A「あ、うん…

ありがとう。」



知念くんのお言葉に甘えて、


一足先にソファーへ腰掛ける。




しばらくすると、




知念『…おまたせ。』




トレイには箱から出されたケーキと、


淹れたての紅茶のカップ。




知念『…はい。

どうぞ！』




A「…ありがとう。

いただきまーす！」




“おめでとうは当日に取っておく。”




知念くんにそう言われて、


大人しくケーキを口へと運ぶ。




A「んー、

美味しい♡

やっぱり、ここのフルーツタルトはいつ食べても美味しいな！」




知念『ふふっ、

Aほんと好きだよねー

ここのケーキ！』




A「うん、

1番好きなケーキ屋さん。」




知念『ふふっ、

喜んでもらえて光栄です！』

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