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山田さんも、
ひととおりの片付けを終えて、
少し距離を取って、
私の隣に腰掛けた。
A「…山田さん…あの…」
山田「…ん?
どうした?」
A「…山田さんは…その…
シたくならないの?」
山田「…ぶっっ…あちあちっっ汗」
山田さんが口に含んだ紅茶を吹き出した。
慌てて私はキッチンへとタオルを取りに向かった。
山田「…ってか…は??
何を急に…」
床にこぼれ落ちた紅茶を拭きながら、
A「…だって…全然求めてこないから…」
山田「…あのね、
俺、そうゆうところはちゃんとしたいの。
そんな…手早いように見える???」
呆れたように、山田さんがそう言う。
山田「…それに、俺…お前とこうやって一緒に居られるだけで…満足しちゃうからなぁ〜笑」
A「…山田さん…」
私は、
山田さんの服の裾を掴んだ。
山田「…だいたい、
お前まだ…大ちゃんの事…
お前が、ちゃんと俺の事好きになるまで…
俺、お前に手出さないから。」
"だから、安心しろ"
そう言って、
山田さんはまた、
私の頭を撫でる。
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作者名:マリリン♪ | 作成日時:2015年6月10日 8時